2003年12月号
通巻471号

特集 参加型まちづくりの実践と課題

≪市民参画で「絵に描いた餅にしない」まちづくりとは≫
 市民参加のまちづくりが急速に発展している。日本における発展の軌跡と背景をさぐり、どのような成果と問題があるのかを明らかにする。また、海外の事例を考察しつつ日本の参加システムの特色を考える。これを通して、参加型まちづくりの次のステップを展望する。
特集にあたって
大西 隆 『地域開発』編集長・東京大学
まちづくりへの市民参加の系譜と展望
大西 隆 東京大学先端科学技術研究センター教授
市民参加と法制度 
高見沢 実 横浜国立大学大学院工学研究院助教授
参加を担保する情報公開とは――情報公開制度の現状と課題
工藤 裕子 早稲田大学教育学部助教授
市民参加と非営利市民組織―NPOの発展は市民参加をどのように促進しているのか 
佐谷 和江 株式会社 計画技術研究所代表取締役
市民参加の手法と評価――ワークショップなど市民参加手法と有効性
伊藤 雅春 有限会社 大久手計画工房取締役
都市計画マスタープランへの市民参加の成果と課題
木全 晃 東京大学先端科学技術研究センター協力研究員
市民参加の事例――公共事業の意思決定への関与の視点から
山中 英生
徳島大学工学部建設工学科教授
市民参加の第一歩としてのまちづくり学習の手法と課題
野澤 千絵
東京大学先端科学技術研究センター特任助手
市民参画型まちづくりへ 
原 昭夫
千葉大学・元世田谷区役所
◎<調査報告>
長期的視点による公共的事業の業績評価――シーサイドライン事業の黒字化を事例として
宮木 康夫 横浜新都市交通株式会社常務取締役
◎<連載・最終回>
日本の都市デザイン誕生譚12
横浜の都市デザインの誕生
語り手/田村 明 法政大学名誉教授
◎<書評>
岡部明子著
『サステイナブルシティ――EUの地域・環境戦略』
赤川 貴雄 北九州市立大学助教授
Library
<地域振興の視点>続・首都圏の今@
地域開発の新たな展開――RFP方式への期待
橋本 哲実 日本政策投資銀行首都圏企画室長
地域開発文献紹介
『地域開発』2003年総目次

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