2004年 7月号
通巻478号

特集 地方都市中心市街地に輝きを取り戻す

 景気に薄日が差し消費に動きが観察されるようになった昨今、地方都市でも都心再生への多彩な取り組みが始まっている。市民参加のまちづくり会社やNPO主導のバザールなど市民主役の活性化運動がひとつの特徴となっているが、「歌劇のまちづくり」「紫草を生かす」など地域がはぐくんできた文化や自然を活用するタイプも多い。中心市街地活性化の広範な運動に成長することを期待しながら多くの活性化への取り組みを紹介する。
特集にあたって
矢作 弘 『地域開発』編集委員・大阪市立大学
<事例紹介>
塩竃ヴェネツィア計画――みなと塩竃:まちの賑わいの再生を目指して
鈴木 康則 塩竃市産業部港湾開発課港湾開発係長
にぎわい特区により中心市街地の再生を――大店立地法の緩和 
金田 忠士 宇都宮市商工部商業観光課長補佐
今様・草加宿 
山川 令子 「今様・草加宿」実行委員会副会長
劇場都市へのシナリオ――春日部市における中心市街地活性化 
春日部市都市整備部鉄道高架整備課  
越中大手市場――バザールと都心居住の関係 
京田 憲明 富山市都市整備課主幹
金沢市商業環境形成まちづくり条例及び金沢市商業環境形成指針について
森沢 英明 金沢市商業振興課
中心市街地活性化ファンド(仮称)の創設 
増尾 昭彦 長野市教育委員会体育課課長補佐(前商工課融資担当係長)
住民と行政の協働によるショッピングモールオープンへの取り組み 
一ツ田 正和 田原市市街地再開発推進室
厚みある都市魅力を求めて! 
吉井 茂人 長浜商工会議所中小企業相談所長
「歌劇のまち宝塚」の都市再生モデル
土橋 壽雄 宝塚市都市創造部都市創造室長
中心市街地活性化基本計画の改訂と街区連鎖型再開発の可能性調査
会見 博範 鳥取市企画推進部中心市街地活性化推進チームチームリーダー
定住人口を上回る蕎麦客を呼ぶ
石田 茂雄 株式会社まちづくり日野総務部長
高齢者対策を中核とする中心市街地の再生を目指して――松江市「天神町ふれあいプラザ」 
伊藤 英一 天神町ふれあいプラザ事務局長
観光客100万人を中心市街地に誘導するために 
赤堀 幹義 庄原市商工観光課
高知市と土佐電鉄の活性化に向けての動き
浜田 光男 土佐電鉄の電車とまちを愛する会代表幹事
「門司港レトロ」観光振興を基盤としたまち再生への挑戦 
横矢 順二 北九州市経済文化局門司港レトロ室次長
むらさき草の取り組み――歴史と文化の掘り起しから特産品を産業化 
綾部 良一 株式会社むらさき草支配人
歴史的資産を活かしたまちづくりを目指して! 
日南市都市建設課  
衰退する地方都市中心市街地と都市社会運動
矢作 弘 大阪市立大学大学院創造都市研究科教授
◎<調査報告>
社会的共通資本としての公共空間の創造とその管理――大阪・道頓堀川水辺再生事業を事例に 
臼井 裕・臼田利之・太田 亘・佐竹紀子 大阪市立大学大学院創造都市研究科院生
◎<調査報告>
北陸新幹線開業後の富山県内の公共交通とまちづくりについての提案(上) 
富山県交通政策研究グループ(富山県職員自主研究サークル)
山崎 正治・上田 順子・楠 宗久・松澤 亮成・島 信之・五十島恵子・紺 昌弘
<シリーズ>地域開発の課題を提起する
「都市と農村」の古くて新しい話 
奥田 道大 立教大学名誉教授
<書評>
本間義人 著 
『戦後住宅政策の検証』
海老塚良吉 住宅問題研究家
Library

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