2005年 2月号
通巻485号

特集 地球規模で発想する地域

 今や、国際化、情報化の流れはすべての分野に広がり、「地球規模で地域が選別される時代」へと変化してきている。だが、見方を変えれば、「世界中の人や企業から注目してもらえる時代」でもある。機会はどの地域にも公平に広がっているのである。
本特集では、東京を経由せずに直接世界と結びつこうとしている地域を取り上げ、“地球規模の発想”の原点を探ろうとするものである。
今こそ求められる“地球規模の発想” 
根本 祐二 日本政策投資銀行地域企画部部長
ニセコ・羊蹄山を擁する倶知安町――オーストラリアからのお客様
脇山 忠 倶知安観光協会専務理事
フィンランドとの提携による健康福祉産業クラスター形成
天野 元 仙台市経済局産業政策部国際経済課フィンランドプロジェクト推進室長
世界の金属製品産地に向けた新たな取り組み 
笠原 庄司 燕商工会議所専務理事
国際観光振興と地域の役割――ONSENを世界語に 
中澤 敬 群馬県草津町長
レイヤー型の交流がまちを変えはじめた 
橘 昌邦 株式会社アフタヌーン・ソサエティ
鯖江市における眼鏡産業の現状と新たなる展開
――産地統一ブランド確立による産業活性化への取組み
 
軽部 利宣 鯖江市産業部ものづくり支援課長
中京圏の「産業観光」 
須田 寛 東海旅客鉄道株式会社相談役
世界直結のベンチャー育み続けるか――京都型ビジネスモデルの真価は
築地 達郎 京都経済新聞社編集長
広島国際アニメーションフェスティバル 
竹岡 伸洋 財団法人広島市文化財団文化事業部事業課主事
(広島国際アニメーションフェスティバル組織委員会事務局)
阿波製紙株式会社――阿波和紙の伝統を引き継いだ特殊紙製造メーカー 
三木 康弘 阿波製紙株式会社代表取締役社長
大学発の地域国際化・立命館アジア太平洋大学の試み
仲上 健一 立命館アジア太平洋大学副学長
世界が選んだ都農ワイン
小畑 暁 有限会社都農ワイン工場長兼支配人
◎<地域レポート>
奈良町フォーラム・まちづくり国際交流の報告
――チェンマイの歴史都市の再生とヒューマンなまちづくりに向けて
宮本 孝二郎 (社)奈良まちづくりセンター副理事長
◎<地域振興の視点>
国連の人口予測
大西 隆 『地域開発』編集長・東京大学
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