財団法人日本地域開発センター・調査研究実績一覧(概要)
 (注.委託者の承認を得たもののみ内容を掲載)

1995年度


藤野ふるさと芸術村主要施設整備等検討調査(神奈川県)
 1987年に策定された「藤野ふるさと芸術村構想」が、今後も長く継続し
ていくためには、「芸術村としての自立」を図っていくことが重要である。そこで、本調査では芸術村が自立していくため必要となる主要施設整備について、基本構想をもとに基本計画を策定した。


■伊勢原インター周辺調査(神奈川県)
広域幹線道路が交差する交通要衝地のあり方や
路環境対策、さらには、開発効果を適切かつ最大限に受け止めるための沿道およびインターチェンジ周辺の整備のあり方などを総合的に検討する。


■八潮南部地区市街地形成基本計画策定調査(八潮市)
 本調査は、常磐新線沿線地域(八潮南部地区)を質の高い都市空間として整備誘導するための基本計画の策定を行なった。この中で、個性あるまちづくりの方向としえ、八潮市の基幹産業である工業のイノベーションと新市街地形成との調和ある形態「工房・住宅都市」を打出し、また、鉄道施設自体を市街地に溶け込ませ、市民に親しまれるものとするための提案や、将来の八潮駅周辺等の拠点地区のまちづくりを検討した。


■松戸市総合計画策定調査(松戸市)
松戸市総合計画策定調査を策定した。徹底した参加システムにより、審議委員会、専門部会、各種会議、そして市民向けの懇談会等を総合的に運営したのが特徴である。


■田子地域振興構想推進調査(西伊豆町)
 まちづくりにおいては、地域の人々が主体となって、長期にわたり取り組みを続けることが重要であり、その第一歩として、実際にまちづくりを推進、または支援る幅広い人のネットワーク、これからのボトムアップ型まちづくりを担う人材づくりが必要である。本調査は、そのための基礎となる地域の人々の基盤づくりと人材育成やまちづくりの拠点となる施設の企画立案を行った。
(95年度には田子地域振興構想策定協議会専門部会においてまちづくりの方向性を提示・議論し、96年度には事例調査等により企画提案を行った。97年度は、前年度までの調査を踏まえ、実際の活動段階に入った田子地域のまちづくりにおいて、地域の人の主体的活動の契機としての学習の支援を行った。具体的には、地域住民と西伊豆町役場職員を中心とする「まちづくり塾」に協力し、講師派遣・資料提供、アドバイスを行った。)


■大都市としての都市機能に関する調査研究(堺市)
大阪大都市圏における第4の都市・堺市の大都市としての現状を調査し、将来に向けて同市の特徴を活かした地域づくりの可能性について、主としてソフト面から、 (1)大阪市の中枢機能との連携および分担、 (2)広域的連携と交流の促進、(3)南大阪都市圏形成の先導、 (4)地域個性の活用等について、提案を行なった。


■高松城水攻め築堤跡公園基本計画策定業務(岡山市)
清水宗治の居城であった高松城は、周辺を沼地に囲まれた要害堅固な戦国時代の典型的平城で、秀吉の「水攻め」で名高い。その際、わずか十数日で築かれた堤防の一部が東端に土塁とし残っている。この歴史的価値の高い築堤跡(蛙ヶ鼻築堤跡)の保存と周辺整備をすることによって、築堤跡の歴史な香りと風格を高め、レクリェーション、観光、そして歴史とのふれあいの場として友好に機能させることを目的として基本計画をまとめた。


■撫川城址公園基本計画策定業務(岡山市)
 撫川城址公園は、岡山県指定史跡であるが、市民の認識度は低く、周辺住民にも充分活用されていない。そのため、地域のシンボルとして市民に親しまれる公園とし、さらに周辺の歴史観光施設とも連繋を持たせ、岡山の観光資源の1つとして地域の活性化を図ることを目的として、周辺水路の活用や歴史的資源とのネットワーク等、公園周辺を含めた再整備のあり方を検討した。





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