2006年12月号
通巻507号

特集 新政権への要望と注文

 5年の長きにわたった小泉政権が終わり安倍政権が誕生した。
「国から地方へ、官から民へ」をスローガンとした5年間を振り返り、地域開発にどのような足跡を残したのかを分析し、今後、安倍政権には何を期待するのか、各方面から立体的に提言する。

特集にあたって
根本 祐二 『地域開発』編集委員・東洋大学
小泉政権下での都市再生・地域活性化
伊藤 滋 都市再生戦略チーム座長、早稲田大学特命教授
美しい日本への確かな一歩――「次世代型コモンズ」の創造
石川 幹子 慶應義塾大学環境情報学部教授
公共事業の再編で道州制の導入を
上村 敏之 東洋大学経済学部助教授
子育ての社会化のために今、なすべきこと
――保育サービスの普遍化のために「直接契約制度」の導入を
白石 真澄 東洋大学経済学部教授
NPOの立場からみた新政権への期待
末村 祐子 大阪経済大学客員教授、前尼崎市参与、NPO/NGO Walker発行人
地方分「権」を急ぐ前に「輿論」形成能力充実を待て――地域は「1942体制」の克服必要
築地 達郎 (株)報道ネットワーク代表取締役兼CR研究所所長、
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科助教授
地方・地域の「中小企業論」なくして、まちづくりナシ!!
――日本経済の復興は、地域中小企業政策の創造にあり
樋口 栄治 長岡商工会議所専務理事
首相演説に見る都市政策・地域政策――新政権への期待
大西 隆 東京大学先端科学技術研究センター教授
ヨーロッパを規範にして経済社会のかたちを考える
矢作 弘 大阪市立大学大学院創造都市研究科教授
「官から民へ」の行く末
根本 祐二 東洋大学大学院経済学研究科教授
◎<地域振興の視点>
コンパクトシティ
大西 隆 『地域開発』編集長・東京大学
◎<書評>伊藤滋著
昭和のまちの物語――伊藤滋の追憶の「山の手」』  ★内容のページへ
矢作 弘 大阪市立大学
『地域開発』2006年総目次

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