2007年 2月号
通巻509号

特集 進化する駅と都市

 現代都市は鉄道とともに発展してきたといえよう。駅は鉄道の顔であるから都市においても重要な施設であり続けた。とくに最近では、単に鉄道を利用するための施設としてだけではなく、都市の中心として多機能を持った施設として発展している。同時に、歴史をとどめた佇まいはシンボリックな建物として都市の人々の記憶に刻みこまれている。本特集では、都市における駅の役割が様々に進化していることを紹介しつつ、駅の持つ今後の可能性を探る。

特集にあたって
大西 隆 『地域開発』編集長・東京大学
駅からの交通まちづくり
太田 勝敏 東洋大学国際地域学部国際地域学科教授
進化する駅
齊藤 開 東日本旅客鉄道(株)総合企画本部経営企画部
駅・鉄道を活用したまちづくり――沿線地域との連携による鉄道事業の成長戦略
太田 雅文 東京急行電鉄(株)鉄道事業本部事業統括部事業推進課長
鉄道駅のユニバーサルデザイン
秋山 哲男 首都大学東京都市環境科学研究科教授
駅が大きなマチになる――札幌駅南口総合開発とJRタワー
坂本 眞一 北海道旅客鉄道(株)取締役会長
駅は玄関――金沢の新しい顔「もてなしドーム」
吉成 雅子 『地域開発』編集部
東京駅と国立駅――古きを残して、新しきを加える法
大西 隆 東京大学先端科学技術研究センター教授
高校生がつくったあやめ公園駅舎
宮野 悦夫 山形県立長井工業高等学校環境システム科長
ニューヨーク・ペンステーションの再開発
青山 公三 ニューヨーク都市政策研究所所長
ドイツにみる都市再構築と中央駅
竹ケ原 啓介 日本政策投資銀行フランクフルト事務所首席駐在員
◎<特別寄稿>
都市景観美の構造(U)
佐々木 健一 日本大学文理学部教授
◎<地域振興の視点>
縮小再生のまちづくり――ドイツ見聞記
大西 隆 『地域開発』編集長・東京大学
◎<書評>平山洋介著
日本の<現代>15 『東京の果てに』
寺尾 仁 新潟大学
◎<書評>坪郷實編
参加ガバナンス――社会と組織の運営革新』  ★内容のページへ
辻 利夫 NPO法人東京ランポ
◎<新刊紹介>美しい景観を創る会編著
美しい日本を創る――異分野12名のトップリーダーによる連携行動宣言』 ★内容のページへ
Library
地域開発文献紹介

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