2007年 8月号
通巻515号

特集 大阪再生

 東京一極集中と名古屋の伸長のはざまで、関西、とりわけその中心都市である大阪はその立ち位置が大きく揺らいでいる。大阪ゆかりの大企業が本社機能を東京に移す動きは止まらず、かつて「大大阪」の発展を支えた行政は汚職と借金にまみれている。そんな中、新たな取り組みで大阪を盛り上げようとする動きも始まっている。大阪をめぐる様々な動きを追う。

特集にあたって
瀬田 史彦 大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授
大阪のゆくえ
橋爪 紳也 大阪市立大学都市研究プラザ教授
大阪の創造的都市開発を考える
佐藤 道彦 大阪市計画調整局開発調整部長
扇町クリエイティブクラスターの創生に向けて
――“この街のクリエイター”と扇町インキュベーションプラザとの協働の試み
 
堂野 智史 (財)大阪市都市型産業振興センター扇町インキュベーションプラザ所長兼
インキュベーションマネージャー
なにわの景観まちづくり
嘉名 光市 大阪市立大学大学院工学研究科准教授
昔も今も“なにわの女性”は社会基盤の人材資源
井上 チイ子 社団・女性職能集団WARP
日雇と野宿のまち・釜ヶ崎を国際観光で再生する
松村 嘉久 阪南大学国際観光学科准教授、大阪国際ゲストハウス地域創出委員会顧問
大阪湾の水質調査と釣り人(市民)の役割 
來田 仁成 NPO法人釣り文化協会代表理事
大阪の夜(ナイトカルチャー)を盛り上げる
中野 亮一 大阪商工会議所地域振興部課長
基礎指標でみる大阪VS東京
瀬田 史彦 大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授
◎<調査報告> 
21世紀前半の地域人口構造――社人研・都道府県別将来推計人口(2007年5月推計より)
西岡 八郎・小池 司朗・山内 昌和・菅 桂太 国立社会保障・人口問題研究所
◎<地域振興の視点> 
観光白書を読む――キーワードは「個人」と「中韓」
大西 隆 『地域開発』編集長・東京大学
◎<まちづくり散歩>
「ものづくり」と「食」で地域から元気を発信
――「柏崎工業メッセ」と「富士宮B-1グランプリ」 ★内容のページへ
吉成 雅子 『地域開発』編集部
◎<書評>佐々木雅幸・総合研究開発機構編 
『創造都市への展望――都市の文化政策とまちづくり ★内容のページへ
杉浦 幹男 大阪デジタルコンテンツビジネス創出協議会

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